大人オンリーのスキー・スノボ旅行ならば、予算や日程だけの都合で日帰りか宿泊旅行かが決まることが多いですね。年に何回も行きたいから1回の予算を詰めるとか、仕事の日程の都合で日帰りしかできないとか色々です。ところが子連れとなると話は変わってきます。子連れで家族でスキー・スノボ旅行をする際は、確かにスキーやスノボが目的ですが「家族でどのように過ごしたいか」ということが焦点に上がってきます。これには子供の年齢やスキー・スノボ経験値も関係してきますね。また、大人と違って疲労が早く出る小さい子供のための配慮なども必要です。
日帰りの楽しみ方
日帰りのメリットは、子供に集中的に遊ばせてあげた後、帰宅して自宅でゆっくり休ませられるという点です。宿泊がない分リーズナブルになるので、子供が気に入れば1シーズンに何回か行くことも可能でしょう。1シーズンにスクールに数回入ると、小学生くらいならばそれ相当の上手さになっていることと思います。親子で一緒に滑れる日は、そう遠くありませんね。
日帰り旅行のポイントはスキー場の設定です。スキー場は日帰りの距離でないと、もちろん不可能になってしまいます。同時に子供が楽しめる施設や、スクールやゲレンデが多い方がよいでしょう。そこは子供の年齢が幼年ならばキッズパークなどが必要ですし、小学生くらいになるとスクールが良いところ、バッジテストも目標にできるところ、一緒に滑れるファミリーゲレンデなどが欲しいところです。駐車場など車から降車したところからゲレンデまでは近いところを選びましょう。この往復で子供が疲れてしまっては仕方ありません。また、都心から近いところほどアクセスは良いですが、雪の状態の心配があります。ここはシーズンが始ったらスキー場の状態から天気予測なども含めて検討しなければならないところ。
アクセスは、車で行く場合には高速インターを降りて近くが良いですね。ハンターマウンテン塩原などはインターから近いファミリー向けスキー場として有名です。日帰りスキーとなると早朝に出発することが多くなりますが、バスツアーなどですと道具もレンタルで身軽ですし、現地まで子供と寝ていけるというのが楽チンです。往復の雪道は運転が大変ですからね。
宿泊旅行の楽しみ方
宿泊でスキー・スノボとなると、家族みんな楽しみ方が広がります。本来目的のスキー・スノボだけでなく、近くにアウトレットや観光施設などがあれば、楽しみはプラスαになります。宿泊先に温泉や美味しい食事があれば、なお家族で楽しめることでしょう。
宿泊付旅行だと他にもメリットがあります。宿選びはゲレンデに面した宿が良いでしょう。子供の体調や機嫌が悪くなった場合や、手足が冷たくなりすぎた時などは休憩に戻ることが可能です。もちろん、こうした事態のために日帰りでも拠点は用意しなくてはなりませんが、宿泊場所があればゆっくり落ち着けます。スキー場隣接のホテルなどは託児所も完備していたりすることも多いので、チェックして利用したいですね。天候が悪い場合などは幼児などの雪遊びは不向きだと思うので、思いがけないところでお世話になるかも。荷物なども事前に宿泊場所に送れます。初日時間をたっぷり使えるので、スキー場のイベントなどにも時間を気にせず楽しく参加できるでしょう。
小規模ペンションなどは小回りの利く対応をしてくれたりもしますが、防音がなかったり、食堂が狭かったりで、小さな子供を連れてだと周囲に声が響いてしまうかもしれません。逆に、小学生高学年になると、親以外の大人との触れ合いで学ぶことも多くなります。小規模ペンションのオーナーさんとお話をしたり、交流を持つのも勉強になります。親子で楽しむためにも、子供を連れても気兼ねがなさそうなところを選ぶのは基本になりますね。