スポーツを始める時に「まず道具を揃える派」と「とりあえず借りてやってみる派」がいると思います。でも一様に言えることは、子供のもととは言えど、あまり大きめを選ばないというです。更に、怪我の多いスノボとあって、プロテクターなどの安全用品も検討しましょう。
何を揃えたらいいの?
さて、スノボ用品を揃えるには、何を買い揃えたらよいのでしょうか。必須は当然ブーツとボードとウェアですよね。でもそれだけじゃありません。リストアップして検討してみましょう。
- ブーツ
- バインディング
- ボード
- ウェア
- ニット帽・グローブ・靴下・ゴーグル
- プロテクター
- ヘルメット
上記が中心となります。この他にリフト券などを入れるパスケースも必要かもしれません。しかし一番肝心なブーツとバインディングとボードは、詳しいショップ店員に意見を聞いてみましょう。
最初はやっぱりブーツ?
一番難しいのはウェアのサイズや柄でも、ボードの長さでもありません。実は一番肝心で慎重に検討したいのがブーツなのです。ブーツは様々なメーカーのものがありますが、昔と違いバインディングと一緒でないと合わないということもなくなってきました。ブーツのみの専門メーカーを探してみるということもできますね。色々なメーカーのものを見て履いて、自分に合ったものを見つけるのです。
ここでポイントは「カッコイイ!」ではありません。ブーツの機能というのは、靴と同じではなく、「自分のボードを操作する意思」をボードへと伝達するものなのです。ブカブカだと伝達が上手く伝わらずボードを操作しづらいです。逆にきついと快適に滑ることができないばかりか、ケガの元になりますし、窮屈な思いをすると子供は次回嫌がります。
基本的な目安としてはいつも履いている靴のサイズを選び試着します。それよりも若干大き目が良いでしょう。大き目の目安は、スキー用の厚手の靴下を履くことや、夕方足がむくんだりすることを想定します。また、キツイ場合は調整が難しいですが、若干のゆとりであれば中敷などで対応できます。装着感は操作のしやすい柔らか目を選びます。ブーツはボードからの反動もダイレクトに伝わるので、硬めだと疲れやすくなります。
ボードはどうやって選ぶ?
ボードの長さはよく身長から算出します。身長-15~20cmというのが一般的です。でもこれはあくまで目安。体重を目安にして表示しているメーカーもあります。
ブーツを履いてボードに乗って前傾姿勢を取った時に、ブーツのはみ出しが大きいと、ブーツ先やかかとが雪面ひっかかってしまうので注意です。
また、ボードは初心者から高速で滑る場合から技ありという部分にいたるまで、細かい場面で求められるものが違います。初心者向けはターンがしやすい柔らか目がオススメです。リフトに乗って上まで登って高速で滑走する場合には、あまり柔らかいものだと、ボードがバタバタと安定感がありません。「これなんか、色んな技にも対応できていいですよ」と勧められても、例えばLTRなどから乗り換えた場合などは、やはり初心者級に近いものが良いでしょう。
ボードの主な各部名称
ボードを購入する時に知っているとスムーズな、ボードの主な各部名称と意味です。
○ ノーズ=進行方向側
○ テール=進行方向と逆側
○ サイドカーブ=真上からボードを見た時のボードのくびれ
○ ウェスト幅=サイドカーブの幅
○ デッキ=バインディング取付け面
○ インサートホール=バインディング取付けネジ穴
○ ソール=滑走面
○ キック=ノーズとテールの反り返った部分
○ 全長=ノーズの先から、テールの端まで
○ 有効エッジ長=雪面に実際に接することができるエッジの最大の長さ