子供のスキーデビューはいつをお考えでしょうか。ご夫婦でスキー・スノボーが好きなら、子供には早くから学んでもらいたいと思うでしょう。スキー場の託児所に預けて思いっきり自分が滑るのもありですが、子供もスキーデビューしていつか一緒にリフトに乗って滑ってくる、そんな姿も素敵です。では、子供のスキーデビューの条件は?それにピッタリのスキー場とは?
子供のスキーデビューに必要なこと
まずは最初の最初は雪に慣れるところからです。キッズパークなどがあると、普段接しない雪の性質などを体感していくでしょう。そりなどで滑ってみると、スピード感も慣れてきます。スキーデビューに必要なことの最初は、まずキッズスクールがあること。基本はとても大切で、スキーの履き方一つにしても安全や走行に影響します。最初に教わったことはすぐに身につく年齢のキッズですから、ここが肝心なのです。親が教えるケースもありますね。しかし、早く学んで欲しい親に対して甘えが出てしまう子供との間で甘さがが出てしまうことも。スクールだと同じような年齢層の子供達の中で一緒に伸びていきます。年齢や出来る技術の度合いでスクールはステップアップしていきましょう。年齢が上がってきたら、バッジテストも目標にできるかもしれません。
つぎのスキーデビューのステップは、ファミリーゲレンデがあるところです。数時間、または半日から1日スクールで学んだ子供が、次は家族と傾斜がなだらかなところで復習をします。この場合、一般のスキーヤーやスノーボーダーが大勢いると、衝突などの危険がいっぱいです。まだ子供は避けたり周囲に気を配る術が足りませんから、大きな事故に繋がりかねません。スクール外でノビノビと滑ってみるというのも早い上達の一つなので、ファミリーゲレンデは必須なのです。気が利いたスキー場だと、子供が楽しみながら練習できる設備を持っているところがあります。ここはスキー場次第、というところでしょうか。
雪の幼稚園があるスキー場
「雪の幼稚園」と聞いて、どんな様子を想像するでしょう。例えば「タングラムスキーサーカス」(長野県信濃町)では、普通の託児と雪の幼稚園を用意しています。長時間はまだゲレンデ滞在が難しい年齢には託児施設を。親やスクールに全てはまだついていけない年齢の場合は雪の幼稚園で雪に慣れていくのが理想です。「雪遊びの楽しさを教えたい」という声に創設されました。4歳以上未就学児で、トイレができる子供が対象となります。要予約です。
「かたしな高原スキー場」は群馬県にあります。ここの雪の幼稚園は満2歳から就学前まで。平日は3日前までに要予約です。こちらはスクールというより室内でゆったり遊ぶのと、ゲレンデ内の専用スペースでの雪遊びが両立しているものです。午前と午後に一回ずつオヤツの提供もあります。
このように一口に雪の幼稚園といっても何歳から可能かとか、スクール系なのか託児系なのかも違ってきます。ほとんど要予約といっても良いと思いますが、何日前までにという設定も個々のスキー場で違います。
キッズスクールが充実しているスキー場
雪に慣れたら次はスクールです。親が教えるよりも子供に甘えが少なく、同じような年齢レベルの子供達と一緒に楽しく学ぶことができます。そこで、なるべく自分に合ったレベルに参加してしっかりとした基本を身につけて上達していくために、スクールはちゃんと選びたいものです。ブーツを履き、スキーに装着して転び方を学ぶところから、親と一緒に滑り、バッジテストなどに向けて目標を立てるなど、目標を立てやすいスクールで学ぶのもよいでしょう。
評判が良いのは北海道キロロリゾートのスキー場です。スクール、つまりアカデミーの中に「アニーキッズスキーアカデミー」があります。フランス生まれの子供専用スキー・スノボースクールです。遊びの中で学ぶというレッスン方法とランチやレクリエーションで1日スクールを実施しています。要予約。スキーは3歳から12歳まで9クラス。スノーボード6歳から12歳は4クラスあります。1日からレッスンがあり、2日間、3日間、4日間、5日間などがあります。
軽井沢プリンスホテルスキー場や苗場スキー場には「パンダルマンキッズスクール」が入っています。スキーデビューに適した楽しいプログラムで好評です。軽井沢では軽井沢スキー学校もあり、ちびっこレッスンもあります。こちらは将来バッジテストも目指せるスクールです。軽井沢なら東京から日帰りで練習に行けますし、吸収の早い子供はメキメキ状態していくことでしょう。
ファミリーレッスンがあるスキー場
朝発のバスツアーなどでも東京から日帰りが可能な水上スキー場。アクセスが便利なのが特徴です。ここのレッスンに「レッスンファミリア」として親子ペアでスキーを学ぶことができます。子供にも学んで欲しいけれど、実は親の自分も初心者!という親子にピッタリです。子供は小学生3年生以上になります。こちらは9500円なので、親子別々よりお得でしょう。レッスン後にはゲレンデの初級コース「すいすいファミリーコース」で練習しましょう。
他にも野沢温泉スキー場などもプライベートレッスンとして「ファミリーレッスン」があります。1家族に限りますが、半日で15120円。その後には山麓エリアなどでキッズステップアップパークなどで練習したいところです。家族で一緒に学んで、家族で一緒に復習しながら身につけていく。せっかくのスキー旅行ですから、家族でいたいという一家には嬉しいレッスンなのです。